「FXのモニターって何枚あればいいの?」「プロのトレーダーはモニターをたくさん並べているけど、あれがないと勝てない?」。トレードを始めてしばらくすると、こんな疑問がわいてくると思います。写真や動画で見るマルチモニターの部屋は、たしかにかっこいいですよね。
結論からお伝えすると、FXのモニターは2枚あれば十分というのが僕の考えです。1枚でもトレードはできますが、2枚あると見やすさが大きく変わります。逆に、3枚、4枚と増やしても、そのぶん勝てるようになるわけではありません。この記事では、モニターの枚数の目安、何インチがいいか、2枚の配置の例、トレード環境の整え方を、やさしく整理します。
- FXのモニターは何枚必要?1枚・2枚・3枚以上の違い
- ノートパソコンだけでFXはできる?
- モニターは何インチがいい?解像度は?
- 2枚のときの配置の例
- MT4のチャートを2枚目の画面に移すやり方
- マウス・キーボード・モニターアームなど、トレード環境の整え方
- 僕が「2枚あれば十分」と考える理由
FXのモニターは何枚必要?結論は「2枚あれば十分」
FXのモニターの枚数は、何枚が正解という決まりはありません。ただ、初心者の方が最初にそろえるなら、2枚がいちばんバランスがいいと思います。
FXでは、4時間足や1時間足で大きな流れを見て、もっと短い時間足でタイミングを取る、というように、いくつかの時間足を行き来しながら判断します。1枚の画面だと、時間足を切り替えるたびに前の画面が消えてしまうので、見比べる作業がどうしても雑になりがちです。2枚あれば、片方に大きな流れ、もう片方に今の値動きを出しておけるので、この作業がぐっと楽になります。時間足の組み合わせ方はマルチタイムフレーム分析のやり方でくわしくまとめています。

1枚・2枚・3枚以上で何が変わる?
モニター1枚:トレードはできるが、切り替えが多い
1枚でもトレードはできます。慣れている人なら、1枚の画面を4つに分けて時間足を並べることもできます。ただ、画面を分けるとチャート1つあたりが小さくなり、ローソク足の本数も少なくしか見られません。初心者のうちは、少し前の高値や安値が見えないまま入ってしまう原因になりやすいです。
モニター2枚:初心者にいちばんおすすめ
大きな流れと今の値動きを、それぞれ大きな画面で同時に見られます。上の時間足を確認しないまま入る、というミスが減りやすいのが一番のメリットです。費用もそこまでかからず、机の上にも置きやすい枚数です。
モニター3枚以上:情報は増えるが、増えすぎることもある
3枚、4枚と並べると、複数の通貨ペアや経済指標のカレンダー、ニュースまで一度に表示できます。いろいろな通貨ペアを見る方には便利です。ただ、見る情報が増えるほど「どこかで動いているから入りたい」という気持ちも強くなります。枚数が増えるほど、エントリーの回数が増えてしまう方もいるので、ここは注意が必要です。
ノートパソコンだけでFXはできる?
ノートパソコンだけでもFXはできます。チャートを自分の見やすいように細かく設定できるので、スマホだけよりはずっと情報が多く見られます。
ただ、僕はノートパソコンだけでトレードするのは、結構厳しいと思っています。画面が小さいからです。大きな画面のノートパソコンを持ち歩いてトレードするのも、現実的ではありません。ノートパソコンを使っている方は、家では外付けのモニターを1枚つなぐだけでも、見やすさがかなり変わります。ノートパソコンの画面と外付けモニターで、それだけで「2枚」になります。
スマホだけでトレードする場合の注意点は、スマホFXのメリット・デメリットと使い分けにまとめています。
モニターは何インチがいい?解像度は?
大きさは24〜27インチが目安
FXのチャートを見るなら、24インチから27インチくらいが使いやすい大きさです。机に座ったとき、首を大きく動かさなくても画面全体が見渡せます。これより大きいモニターも使えますが、2枚並べると横に長くなりすぎて、端の画面を見るたびに首を振ることになります。
解像度はフルHD以上で十分
解像度は、フルHD(1920×1080)以上あれば十分です。4Kのモニターは文字や線がきれいに見えますが、文字が小さくなりすぎて拡大の設定が必要になったり、パソコンへの負担が大きくなったりします。チャートを見るだけなら、高いモニターでなくても困ることはありません。
高いモニターでなくていい
僕の2枚目の27インチのモニターは、1万円台くらいの安いものです。チャートを見る目的なら、いいモニターを使う必要はないと思っています。それよりも、自分にとって見やすいかどうかのほうが大事です。
2枚のときの配置の例

2枚のときの置き方は、たとえば次のような形がわかりやすいです。
- 1枚目:4時間足や1時間足など、大きな流れを見る時間足
- 2枚目:15分足や5分足など、今の値動きを見る時間足と、注文や持っているポジションの確認
こうしておくと、「1枚目で方向と場所を決めて、2枚目でタイミングを取る」という順番が、目の動きと同じになります。上の時間足を見ないまま入る、ということが自然と減ります。
どちらの画面を正面に置くかは、自分がいちばん長く見る画面を正面にするのがおすすめです。迷ったら、注文をする画面(2枚目)を正面寄りに置くと、誤った操作をしにくくなります。
MT4のチャートを2枚目の画面に移すやり方
モニターを2枚にしても、「チャートを2枚目の画面にどうやって出すの?」と迷う方は多いです。実は、思っているより簡単です。
- パソコンに2枚目のモニターをつなぎ、Windowsの「ディスプレイ設定」で表示を「拡張」にする(画面が2枚につながった状態になります)
- MT4のウィンドウの右上にある「元に戻す(縮小)」ボタンを押し、ウィンドウを小さくする
- ウィンドウの上の部分をつかんで、2枚目の画面までドラッグする
- 2枚目の画面で、ウィンドウを広げる
MT4を2つ起動するのではなく、1つのMT4のウィンドウを2枚の画面にまたがるくらい広げて、チャートを左右に並べるという方法もあります。メニューの「ウィンドウ」から「垂直分割」などを選ぶと、開いているチャートをきれいに並べてくれます。チャートの見やすい設定は、XMのMT4のダウンロードとログインの手順が終わってから整えていきましょう。
トレード環境を整える:マウス・キーボード・モニターアーム

マウスは「戻るボタン」付きが便利
僕が使っているマウスは、2,000〜3,000円くらいのものです。こだわっているのは、親指のところに「戻る」「進む」ボタンがついていることです。チャートや画面を行き来するときに、親指だけで操作できるのでとても便利です。マウスの動く速さ(カーソル速度)は、パソコンの設定で自分に合うように調整しておきます。
キーボードは打ちやすいものを
キーボードは、薄くて充電式のものを使っています。高いものがいいとは思っていません。打ちやすいか、自分の手に合うかで選べば十分です。
モニターアームで画面を奥に下げる
モニターについている足は、意外と場所を取ります。足があると、モニターが手前にせり出してきて、画面が目に近くなります。僕の机では、足つきのままだと壁から30cm以上も前に出ていました。これだと目が疲れやすいので、モニターアームに変えて画面を奥に下げています。机の上も広く使えるようになります。
電源はコンセント1つにまとめる
パソコンとモニター2枚の電源は、机の裏で電源タップにまとめて、コンセント1つで全部動くようにしておくと楽です。配線がすっきりして、机を動かすときも困りません。
モニターを増やしても勝てるようにはならない

ここは大事なのでお伝えしておきたいのですが、モニターの枚数と、トレードの成績は比例しません。モニターをたくさん並べても、相場の見方が身についていなければ、見る情報が増えて迷いが増えるだけです。
特に注意したいのが、画面が増えるとエントリーの回数も増えやすいことです。いつもどこかの通貨ペアが動いて見えるので、「今、入らないともったいない」と感じやすくなります。こうしてエントリーが増えすぎる状態は、ポジポジ病の入り口にもなります。
モニターを増やす前に、まずは2枚で「上の時間足で方向を決めて、決めた場所でだけ入る」という流れができているかを確認してみてください。それができてから、見る通貨ペアを増やしたくなったときに3枚目を考える、という順番で十分です。
僕のトレード環境と、「2枚あれば十分」と考える理由
僕の話をすると、自宅ともう一つのトレードルームではモニターを並べてトレードしています。事務所はモニター1枚だったのですが、さみしいと思っていたので2枚にしました。家では、リビングでもどこでもチャートが見られるようにしています。
そのうえで、基本的にはモニターは2枚あれば十分だと思っています。正直に言うと、慣れてくればモニター1枚でもトレードはできます。それでも2枚にしているのは、そのほうが見やすいですし、チャンスもつかみやすいからです。いくつかの通貨ペアのいいポイントを、見逃さずに見ていけるのも2枚のよさです。
道具についても、高いものを使う必要はないと思っています。2枚目のモニターも、マウスも、キーボードも、高価なものではありません。大事なのは、自分がわかる範囲で、やりやすい環境を作ることです。マルチモニターやチャートの複数表示は難しそうに見えますが、やってみると簡単なので、ぜひ試してみてください。
僕がモニターを2枚にしてトレード環境を作っている様子は、こちらの動画で見ていただけます。
よくある質問
モニターは縦に置いたほうがいいですか?
チャートは横に長いほうが見やすいので、基本は横置きがおすすめです。縦置きは、ニュースや経済指標の一覧のように縦に長いものを表示したいときに便利です。チャートを見るための2枚なら、2枚とも横置きで十分です。
パソコンはどのくらいのスペックが必要ですか?
チャートを見て注文するだけなら、そこまで高い性能はいりません。ただ、MT4でチャートをたくさん開いたり、ブラウザを何枚も開いたりすると動きが重くなることがあります。モニターを2枚つなげる端子(HDMIなど)がパソコンにあるかは、買う前に確認しておきましょう。
テレビをモニターの代わりに使えますか?
つなぐことはできますが、文字がにじんで見えたり、少し遅れて表示されたりすることがあります。長い時間チャートを見るなら、パソコン用のモニターのほうが目が疲れにくいです。
モニターアームは必ず必要ですか?
必ずではありません。ただ、画面を奥に下げられる、高さを目線に合わせられる、机の上が広くなる、という点で、あるとかなり楽になります。目の疲れが気になる方にはおすすめです。
まとめ
- FXのモニターは2枚あれば十分。1枚でもできるが、2枚で見やすさが大きく変わる
- ノートパソコンだけは画面が小さく厳しい。外付けモニターを1枚つなぐだけで「2枚」になる
- 大きさは24〜27インチ、解像度はフルHD以上で十分。高いモニターでなくていい
- 2枚なら、1枚目で大きな流れ、2枚目で今の値動きと注文、という置き方がわかりやすい
- マウスは戻るボタン付き、モニターアームで画面を奥に、電源はコンセント1つに
- 枚数を増やしても勝てるようにはならない。決めた場所で決めたとおりに入れる環境が大事
トレード環境は、一度整えると毎日のトレードがぐっと楽になります。FXの全体の流れを確認したい方は、FX初心者のロードマップからどうぞ。
MT4のチャートを見やすくする設定は、MT4の初期設定にまとめています。
- YouTube:【Mr.K】トレードチャンネル
- X(旧Twitter):@mrk__fx
- FXを無料で学ぶコミュニティ:FX TRADE CLUB
※本記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。パソコンやMT4の画面・メニューの名前は、バージョンや環境によって異なる場合があります。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘や利益を保証するものではありません。取引はご自身の判断と責任でお願いします。

